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What is OMIZUKUMI
平成15年4月、関西経済同友会の提言「水都・大阪の再生―1500年都市の骨格―」により、大阪キタの活性化と水都大阪の再生のための具体的施策として「堂島薬師堂お水汲み儀式」が提案され、堂島地域各種団体と経済界の合同による実行委員会が発足し、平成16年3月に「第1回堂島薬師堂お水汲み祭り」が開催されました。
翌年より、地域に伝わる節分行事と融合する形で、現在の「堂島薬師堂節分お水汲み祭り」となり、以後回を重ねて堂島・北新地の「早春の風物詩」として定着してまいりました。
例年は、堂島薬師堂で奈良薬師寺による節分法要のあと、薬師寺で祈祷された「お香水」を汲む「お水汲み」が始まります。また、薬師堂から7体の鬼が放たれ、堂島北新地を徘徊します。堂島の「鬼追い」は、先導役・福男・山伏・鬼の手引・鬼・豆持ち・銅鑼(どら)持ちなど1隊あたり7~8名で構成されています。節分(鬼追い)で1年の厄を払い、早春の若水をいただき、福を授かるという水の都大阪の新春にふさわしいお祭りです。
堂島アバンザ1階の特設舞台では、薬師寺僧侶たちによる日本の歌謡の原点といわれる「声明(しょうみょう)」と北新地の芸妓衆による舞いが奉納されます。夜には、堂島薬師堂に祀られる弁財天の化身の「龍」が堂島北新地を巡行し、北新地の女性達による「お化け」(※1) がつづきます。また、巡行には「北新地クイーン」も加わり花を添えます。
YAKUSHIDOU
堂島薬師堂は今から1400年余り前の推古天皇元年(593年)、勅命により聖徳太子が最初の官寺となる四天王寺を造営した際、難破した資材運搬船が漂着した洲(しま)に「堂宇」を建てたのが起源と伝えられ、「なにわの守護」として古くから信仰を集めてきました。「堂島」の地名はこのお堂が由来で、国内最古のお堂の一つと言われています。かつては堂島薬師堂には井戸があり、その水を汲んでお薬師さんにお供えする慣わしがありました。
堂島アバンザの建設時に薬師堂は近代的なデザインに建て替えられ、薬師堂の井戸は無くなりましたが、現在もお堂の裏に遺構が保存されています。
堂内には本尊である薬師瑠璃光如来、地蔵菩薩像、弘法大師像などの仏像4体、涅槃図など軸2本が祀られる。
瑠璃光如来の「瑠璃」はガラスの意味を持ち、外観は三角形の金色をした熱反射ガラス127枚を球形(直径7.5m)に組み合わせたもので、周りには池と滝を配置しております。
堂島薬師堂の手前左側には「白龍弁財天」が祀られ、池には「堂島薬師堂弁財天」(通称「水かけ弁財天」)が鎮座。
弁財天は財福や商売繁昌のご利益があり、白龍は弁財天の使いとして知られています。お祭りでは、化身した龍が街中を巡行します。
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第20回 節分お水汲み祭り